手作り甲冑奮闘記【胴丸編】
@基盤作り


今回、松屋町手作り甲冑教室の一環として色紙を使っての胴丸鎧を作成しました。デビュー目標は彦根ということで井伊家をイメージした赤糸縅の胴丸です。
さてまず型紙で肩の部分を製作します。
甲冑の根本は肩にあり、しっかり作りこむ必要があります。太針金を活用し、これでもかというほど頑丈にします。
A絵韋を貼る

絵韋はカラーコピーをし、オイルステインで防水加工をします。初の試みで心配でしたが、上手くいきました^^
B文様を描く

さて文様ですが、これは修正ペンを使用します。柄は菖蒲で、チマチマと描いて行きます^^;
C小札作り



小札は色紙を切り抜いて作成します。色紙を使うのは恐らく私が最初だと思います。色紙が崩れるギリギリで製作していきますので、結構神経を使います。
D縅作業







さて縅作業です。最初は楽しいのですが、最後になってくると結構しんどいです^^;綺麗に威したいところですが・・・中々上手くいきません^^;
E兜製作













さて兜の製作です。
最初塩ビ素材のものを使いましたが、壁塗り剤との相性が最悪で、画用紙に切り替えました。ちなみに筋は紙紐でなんちゃって六十二間です^^
ボンドコーティングを施したためか、異様に硬くなっています^^;;
F喉輪





喉輪も作りました。喉輪の革部分はアイロンプリントです。この大きさでしたら安上がりですので、いいかもしれません。
G草摺作り

草摺りですが、これが中々終わらない^^;;
延々と縅続けました^^;;
H胴締め

胴締めの金具は箪笥の取っ手を使用しました。また以前いただいた半太刀を利用して太刀も半自作してみました♪
I大袖製作






金具は主に東急ハンズやだんじり屋さんで購入したものを使用します。
鎧の裏地は千日前のとらやという生地屋さんで購入しました。
J総角

総角の金具は仏具の金具を利用しました。ちなみに八幡座はロウソク立てです^^
K裏地
ここまでくると完成まであとわずかです♪
L三具



今回三具の下地は西陣の生地屋さんで購入しました。生地が違いますと完成度が違ってきます^^
ちなみに今回製作した胴丸鎧をきっかけに『熱中時間』の取材がスタートされました♪
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